ヤンキー人類学

Posted on 2000.01.01

ヤンキー人類学

2014 426日〈土〉 721日〈月・祝〉

開館時間 10:00-17:00
休館日 月、火曜日

但し 4/28、4/29、5/5、5/6、6/10、7/21は開館
   4/30、5/1、5/7、5/8は振替休館

観覧料金 一般 1,000円

(小学生以下・障がいのある方 無料)

主催 社会福祉法人創樹会 鞆の津ミュージアム
協力 (株)笠倉出版社 月刊 『チャンプロード』、株式会社ジョリマリエ、みやび小倉本店、相田みつを美術館、いろは丸展示館、UP-PU ART HAIR、ミリオン出版株式会社メンズナックル編集部、 日本遊技機工業組合、株式会社サンセイアールアンドディ、DESIGN UNDERGROUND
 かつて、70〜80年代にかけて見られた、リーゼント・変形学生服・特攻服・改造車などに代表される文化を好んだ若者は「ヤンキー」と呼ばれました。当時、そのようなヤンキー文化は「バッドテイスト」(悪趣味)なものとみなされる社会の周縁的現象であり、いまやほとんど見ることができないものになっています。

 しかし、90年代にコラムニストのナンシー関は、ヤンキー的な資質をもつ芸能人やミュージシャンに人気が集まり、それらが神格化される当時の消費傾向から、ヤンキー的美意識が日本人のセンスに染みついていることを指摘していました。
 また、精神科医の斎藤環は、いわゆる「不良文化」にはとどまらない現象として「ヤンキー」をとらえ、それを「気合主義」や「反知性主義」といった視点から分析しながら、その意味での「ヤンキー性」が、現在、ひろく日本人の中に宿っていると論じています。ヤンキー性は日本文化を構成するひとつの原理として、消滅するどころか、様々なものにかたちをかえて日本社会の随所に偏在しているというわけです。もしそうであるならば、「ヤンキー」とは、いわば日本人を映す鏡であり、私たちはそれを自分とは無関係なものとして無視することはできません。

 その一方で、ヤンキー性は、自己存在の強烈な主張、権威や常識、既成概念に対する反骨精神、融通無碍で自由な編集性といった性質によっても特徴づけることが可能であり、それは独特の形象を生み出す創造性として発現しています。極端に変形され巨大化した車や過剰に装飾された衣服などに見られる表現は、単なる自己主張にとどまらず、自らをとりかこみ決まった型に入れようとする力に抵抗し、それを突破していこうとする態度のあらわれとみることができるでしょう。そして、ヤンキー文化に見られる独特な文化折衷的表現は、古今東西の多様な価値観を肯定し受け入れることのできる態度からのみ生み出されるものと言えます。

 そこで本展では、一般的には、否定的理解のもとにおかれてしまう「ヤンキー」文化を肯定的にとらえ直し、超精巧なデコトラのミニチュア、デコチャリ、ブチ上げ改造単車、ド派手な成人式の衣装、金色の折り紙を使った「黄金」の茶室、相田みつをの書など、自らを表現せずにはいられないその精神から生み出される自由で生命力に満ちた表現をご紹介致します。本展を通じて、ヤンキー的表現に宿る刹那的で爆発力ある生き様や、そこから放たれる世の中をたくましく生き抜く仏恥義理(ぶっちぎり)のパワーを感じて頂ければと思います。ご高覧、どうぞ夜露死苦!

会場 鞆こども園 (鞆の津ミュージアム裏手)  定員 各回100名 (要事前申し込み・先着順)
   ☞GoogleMapでみる         ☞お申し込みフォームはコチラ
ご希望のイベント名、お名前、人数、電話番号をinfo@abtm.jpまでお送り下さい。
※開場は開始時刻の30分前に行います。 ※都合により中止となる場合があります。

  • 5月11日〈日〉17:00-19:00 ¥1,500
  • 相田みつをは、なぜヤンキーたちに絶大な支持を受けるのか?相田みつをの長男で、相田みつを美術館の館長をつとめる相田一人が父の半生をもとに徹底分析を試みる。
  • 1955年、栃木生まれ。相田みつをの長男。出版社勤務を経て、1996年、東京銀座に相田みつを美術館を開館。『じぶんの花を』『本気』『ある日自分へ』(文化出版局)、『いまから ここから』(ダイヤモンド社)などの編集、監修に携わる。著書に『父 相田みつを』『書 相田みつを』(文化出版局)がある。2003年11月、東京国際フォーラムに新美術館をオープン。現在、美術館業務の傍ら、全国各地での講演活動や執筆活動を行っている。
  • 5月25日〈日〉17:00-19:00 ¥2,000
  • アンダーグラウンド界の最恐タッグ降臨。暴走族から地下格闘技、その筋の方々の話まで放送禁止トークを時間の限りメガ盛りMIXでお届けします!
  • 1981年、福岡生まれ。風俗雑誌・青年実話雑誌編集者を経てフリーライターに。ヤクザから暴走族まで裏社会系記事を専門に、数多くの媒体に執筆を続ける肉食系裏社会ジャーナリスト。『デキるヤクザの人たらし交際術 相手に気づかれずに「心を操る」禁断ワザ100』、『「隠れ不良」からわが身を守る生活防衛術』(ともに双葉社)は好評発売中。
  • 1956年、東京生まれ。76年から86年までポパイ、ブルータス誌で現代美術、建築、デザイン、都市生活などの記事を主に担当する。89年から92年にかけて、1980年代の世界の現代美術の動向を包括的に網羅した全102巻の現代美術全集「アート・ランダム」を刊行。以来、現代美術、建築、写真、デザインなどの分野での執筆活動、書籍編集を続けている。現在も日本および世界のロードサイドを巡る取材を続行中。 活動最新情報はメルマガ「ROADSIDERS' weekly」でhttp://www.roadsiders.com
  • 6月10日〈火〉19:00-21:00 ¥1,500
  • 日本の伝統的秩序・価値観がはらむ問題を鋭く批判し、常識にとらわれず新しい価値を生み出してきたアウトローの創造性について論じる。日本社会をつくるのは、アウトローたちかも知れない!?
  • 1962年、東京生まれ。 脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文藝評論、美術評論などにも取り組んでいる。
  • 6月15日〈日〉15:00-17:00 ¥1,500
  • ひとはなぜ、ヤンキー美学に魅了されるのか?日本人の根底に流れる「ヤンキーの美学」「バリバリに目立つバッド・テイスト」の精神性を徹底分析。
  • 1961年、岩手生まれ。1990年、筑波大学医学専門学群環境生態学卒業。医学博士。爽風会佐々木病院精神科診療部長(1987年より勤務)を経て、2013年より筑波大学社会精神保健学教授。専門は思春期・青年期の精神病理、および病跡学。著書に『社会的ひきこもり』(PHP研究所)『戦闘美少女の精神分析』(太田出版)など。日本文化に偏在するヤンキー・テイストを分析した『世界が土曜の夜の夢なら』(角川書店)で、第11回角川財団学芸賞受賞。近著に『ヤンキー化する日本』(角川書店)。

6月28日〈土〉 15:00-19:00

会場 鞆鉄鋼団地内駐車場 鞆中学校入口バス停前
   福山市鞆町後地26-163 ☞GoogleMapでみる

  • 〈伊藤輝政〉

    雑誌やインターネットにのっている実在するデコトラ(デコレーション・トラック)の2次元情報をもとに、身近な素材を使って、3次元のデコトラをミニチュアで超精密に再現するという驚異の創作を幼少期から今日に至るまで30年以上続けている。

  • 〈磯野健一〉

    自宅で理容院を営む一方で、40歳を過ぎたころから独学で自宅の屋上に5層の天守閣の築城を開始する。ブリキやベニヤ板、ペンキ、折り紙など安価な素材を駆使した城は、「小阪城」としてガイドブックに掲載されるほど有名に。78歳を迎える今でも、築城を続けている。

  • 〈相田みつを〉

    独特の書体で平易な自らの言葉を描く作風で知られる書家、詩人。終生、「自分の言葉・自分の書」を探求し、60歳で出版した『にんげんだもの』はベストセラーに。人生に対する肯定的なメッセージに満ちあふれたそのあるがままの言葉は多くの若者の心を魅了している。

  • 〈ちっご共道組合〉

    平成16年、福岡県筑後地区を中心に結成された旧車會グループ。「誰よりも目立ちたい」という思いから、ブチ上げ改造単車『CRAZY SPECIAL』を自作する。装飾部分の全ての色はポスカなどを使用し、手書きで制作。過剰性を追求した本作は、圧倒的な存在感を放っている。

  • 〈常勝丸船団〉

    岡山県新見市で自動車架装業を営む訖進評Σ颪傍鯏世鬚くアートトラックチーム。昭和62年より「子供達に夢を」をモットーに、全国各地でチャリティーイベントを主催するなど社会貢献活動も行う。

  • 〈梶正顕〉

    暴走族のストッパー(集会時の最後尾車両)を経て、33歳頃より、自宅ガレージを改修した空間に暴走族関係のグッズを収集し始める。自らが暴走族時代を過ごした70〜80年代のものを中心に、集めたグッズはこれまでに数千点を超える。

  • 〈丸尾龍一〉

    12歳の頃、デコチャリ(デコレーション・チャリンコ)の存在を知り、独学で制作を開始。沢山の電球を使用した電飾や、カーステレオ、カーナビ、ワンセグ、バックモニター、無線機などを全て搭載した豪華なデコチャリを作り続けている。

  • 〈前田島純〉

    地下格闘技団体「漢塾(おとこじゅく)」塾長。波乱万丈な人生を送る中で地下格闘技に出逢い、格闘家としての才能が開花。年間試合数30〜40戦という驚異的なペースで全国を転戦し、その試合数は業界ナンバーワンを誇る。

  • 〈BIRTH JAPAN〉

    新潟県南魚沼市にある日本最大級のアウトローショップ。ヤンキー、ヤクザ、チンピラ、ゴロツキなど日本中の「悪党」のために、インターネット通販を中心に圧倒的品数と驚異の低価格で厳選された悪アイテムを展開し続けている。

  • 〈メンズナックル〉

  • 〈夢想漣えさし〉
    平成8年、北海道枝幸郡枝幸町で結成されたYOSAKOIソーラン団体。「夢・想い・今、動きだそう」をコンセプトに、国内外で幅広い活動を行っている。過去のYOSAKOIソーラン祭りでは、「YOSAKOIソーラン大賞」二連覇を果たしている。

  • 〈みやび小倉本店〉

    北九州最大級の規模を誇るレンタル衣装店。「他の地域より目立ちたい」という若者の要望に応えるべく、10年程前より、北九州特有のド派手で絢爛豪華な「成人祭」衣装を作り続けている。

  • 〈盛り髪〉

    〈デコ電〉
     ※デコ電は(株)ジョリマリエの商標登録です

  • 〈坂本龍馬グッズ〉

    〈ラジカセ〉

  • 〈パチンコ〉

    CR BE-BOP 〜壇蜜与太郎仙歌〜
    ©きうちかずひろ/講談社

    CR牙狼ファイナル
    ©2005 雨宮慶太/Projet GARO
    ©2006 雨宮慶太/東北新社・バンダイビジュアル
    ©2010-2012 雨宮慶太/東北新社


 
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