リサイクルリサイタル -幸せ時間の共有-展

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  • 宮間英次郎

    • 横浜市寿町の簡易宿泊所に住みながら、自らが制作した大きな被り物をかぶり、街中を練り歩いている。宮間の住む部屋は、拾い集めた物で作った大きな被り物で
      占拠されており、宮間はその間で寝ている状況である。
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  • 都築響一

    • 93年、東京人のリアルな暮らしを捉えた「TOKYO STYLE」刊行。96年発売の「ROADSIDE JAPAN」で第23回・木村伊兵衛賞受賞。
      現在も日本および世界のロードサイドを巡る取材を続けている。本展では一番身近にありながら一番無視していた、しかし時にはプロの現代美術よりも、
      アウトサイダー・アートよりも強烈な破壊力を秘めた、アートの最終兵器「おかんアート」を鞆の浦で発掘する。
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    • http://www.roadsiders.com

photo:Nobuo Ōnishi

  • 小幡正雄

    • 転々とした労働者生活の後、45歳より障がい者施設で暮らし始める。給食調理室から拾ってきた生臭い段ボールを集めては、
      夜な夜な赤鉛筆で絵を描き部屋に貯め込んでいた。モチーフの多くは彼の人生には無縁だった結婚式や家族の絵が多い。
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  • ー 概 ー 要 ー
  • 私たちの周りには様々なモノがあふれ、商品のライフサイクルは日ごとに短くなっています。古来より日本では、針供養の習俗に見られるように、「モノ」が単なる「物」ではなく、ある霊性を帯びた「いのち」を持った存在であると考えられてきました。かつては日常生活の多くの場面で資源の消費を抑え、モノを大切に使い、不要なモノも使いまわし、そして壊れても直して使ってきました。このモノを再利用していく合理的ともいえるものづくりの姿勢こそが、新しいライフスタイルの提案に繋がるのではないかと考えます。本企画でご紹介する7組のアーティストたちは、都市の環境の中から、見捨てられ顧みられないものたちを取り上げて、作品として再構成しています。本企画を通して、貴重なものと、そうでないものを線引きする当たり前の感覚が柔らかく刺激され、「日常」を正確に見つめ、日々の暮らしのいたるところに存在している「価値あるもの」への再発見が促されることを願います。

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  • 淀川テクニック

    • 2003年、大阪・淀川の河川敷に落ちているゴミや漂流物などを使って作品を製作するアートユニットとして、柴田英昭、松永和也により結成。
      1日の殆どを淀川で過ごし宝物を探すようにゴミを見つけ、縄文人のように生きるごとくモノを作る。作品は淀川の河川敷に展示され淀川の風景と一体となり、
      やがてまた朽ち果ててゴミへと戻っていく。
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    • http://yukari-art.jp/jp

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  • 上之昌道

    • 施設内に捨てられた椅子や電化製品を拾い集めてはドライバーで解体を行っている。彼の手によって集められた部品は、木材と融合し変容を遂げる。
      モノの持っていた固有の歴史は解放され、モノたちは新たな意味や使命を帯び、新たな生を行き始める。

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  • ズガ・コーサクとクリ・エイト

    • 2009年に結成。二人の制作の方向性は全く違うが、面白いと思うことを実現しようとする情熱は同じ方向を向いている。
      段ボール等の廃材を使い、展示室の一角を見慣れた空間に作り替える。

photo:Nobuo Ōnishi

  • 八島孝一

    • 自宅から施設に通勤する道中で路上に目を凝らしてさまざまな物を拾い集め、それを粘着テープでつなぎ合わせて動物や日用品、
      乗り物などのオブジェを作っている。時に愛らしく、時には奇妙なその作品からは拾った物に対する作者の深い愛着がにじみ出している。

[開催期間]:2012年5月26日(土)〜7月22日(日)

[開館時間]:午前10時〜午後5時(5月26日は、午前12時〜午後6時)[休館日]:月曜日(ただし、5月28日および祝祭日は開館し、翌日休館)

[主催]:鞆の津ミュージアム・日本財団 [後援]:広島県、広島県教育委員会、福山市、福山市教育委員会 [協力]:ユカリアート、株式会社タカラトミーアーツ