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〜 『原子の現場』関連イベント 〜

【 木版画ワークショップ 】

現在開催中の鞆の津ミュージアム自主企画展『原始の現場』関連イベントとして、出展者である「A3BC:反戦・反核・版画コレクティブ」のみなさんをお迎えし、木版画ワークショップを開催することになりました。

新宿のインフォショップ「Irregular Rhythm Asylum」を拠点に各地で活動されているA3BCメンバーのサポートのもと、「核」「戦争」「生」を題材にそれぞれ木版画を作ります。制作した木版画を使って、布や紙やTシャツなど各自お持ちよりいただくお好みのメディアへ自由に印刷してみましょう。
みなさま、ぜひともご参加ください。


<当日、持参いただきたいもの >
 
? 版画を刷れる布
Tシャツ、エコバック、端切れなど、なんでもOKです。
※ 油性の黒インクで印刷するため、生地の色が濃いと、絵が見えにくくなります。
※ タオルなど起毛が多いものは適しません。
? 下絵
版画にしたい自作の絵、Tシャツにしたい写真、コピーライトフリーなデザインなど、好きな下絵をご準備ください。当日、その場で描いてもOKです。
? その他
汚れてもいい服装でのご参加、またはエプロンなどをご用意ください




日 時:2017年7月8日(土)

時 間:13:30開始〜17:00頃まで

参加費:500円

会 場:鞆の津ミュージアム館内

定 員:10名程度

予約方法:参加者氏名と参加人数を info@abtm.jp 宛までメールにてお送りください。


※ ご予約を頂いた方には、数日以内にご予約確定をお知らせするメールをお送りいたします。ただし、まれにメールの不具合などでご予約メールがこちらに届かない場合がございますので、メールを送ったのに返信がしばらくないという方がおられましたら、電話にて当館までお問い合わせください。

(鞆の津ミュージアムTEL:084-970-5380)

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〜 『原子の現場』関連イベント 〜

【 ガタロトークイベント 】

現在開催中の鞆の津ミュージアム自主企画展『原始の現場』に出展頂いているガタロさんのトークイベントを開催することになりました。
日時は6月17日(土)16:00頃より。鞆の津ミュージアム館内で始めたいと思います。題して「身体的風景論」。

ガタロさんはご自身の仕事道具である掃除用品を描いた作品で知られますが、これまで、被爆地である広島と向き合いながら、原爆や戦争を題材に創作活動を続けて来られました。

いかに当事者性をもって広島の問題をひきうけることができるかという思いから、ガタロさん自身により「身体的風景論」と命名された本トークでは、清掃夫として働き始めるより以前に作られたというほとんど公開されたことのない「幻」の連作『共演の森』や、1985年に描かれた『豚児の村』など作品にこめた思いをお話して頂きます。

みなさま、ぜひともご参加ください。




日 時:2017年6月17日(土)

時 間:16:00頃開始〜17:00頃終了

参加費:無料

会 場:鞆の津ミュージアム館内

定 員:20名

イベントは、終了致しました。たくさんのご参加ありがとうございました。

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   広島平和記念資料館所蔵「原爆の絵」(複製)

広島平和記念資料館には、市民が自らの被爆体験にもとづき描いた絵が収蔵されている。原爆の実相を伝えるこれらの絵は、NHKなどの呼びかけによって1974-75年、2002年の2度にわたって収集された。その他にも寄贈された作品を含めると、総数は約4,000点を超える。本展では、それらの原画をもとに複製した「原爆の絵」数点を展示。

 

※画像の無断使用や転載はご遠慮ください。

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広島県立福山工業高等学校電子機械科
計算技術研究部
 

広島県内の歴史・遺産を継承するため、2010年より、被爆地である広島の街並などをCGVRで再現するプロジェクトを開始。本展では、被爆の記憶を継承する試みとして、中国軍幹部司令部に学徒動員され勤務していた岡ヨシエ氏の証言や研究部独自の調査をもとに、原爆投下時における司令部の様子をCGで再現した『継承〜中国軍幹部司令部』を上映する。

    

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     A3BC:反戦・反核・版画コレクティブ

2014年結成。新宿「Irregular Rhythm Asylum」を拠点に活動する木版画集団。戦争、核兵器=虐殺の無い世界、核発電=被爆の無い世界を求め、木版画によるポスターやビラ、布バナー、Tシャツ、そしてジンを作成。それらを通じてアートとメディアと民衆の融合の可能性を探っている。本展では、戦後の原子力と戦争をめぐる歴史を表現した「反戦反核版画すごろく」などの作品を展示。

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   平井 有太(ひらい ゆうた)

1975年東京生、NYの美大SVA卒。エネルギーのポータルサイト「ENECT」編集長。2012年、福島市にて「土壌スクリーニングプロジェクト」事務局着任。著書『福島』、『ビオクラシー』(共にSEEDS出版)など。311以降、福島内外でインタビュー(ソーシャルスケープ)を継続中。2016年、生命と多様性、循環と持続可能性をテーマとする企画展『BIOCRACY』をChimPom キュレーションのもと開催。今回は、福島を広島に伝える試み。

©️平井有太 Courtesy of the artist and garter gallery, Tokyo. Photo by Yuki Maeda
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   鈴木 智(すずき さとる)

 
1962年生まれ。北海道在住。本展では、自作絵本『絶滅危惧種』の原画を展示する。


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   瀬尾 夏美(せお なつみ)

1988年東京生まれ。宮城県在住。土地の人びとのことばと風景の記録を考えながら、絵や文章をつくっている。2012年より3年間、映像作家の小森はるかとともに岩手県陸前高田市に拠点を移し、制作を行う。現在は小森とのユニットで、巡回展『波のした、土のうえ』『遠い日|山の終戦』を全国各地で巡回中。去年より、陸前高田で編んだ物語『二重のまち』をもって広島を歩きはじめた。本展では、これらを組み合わせた展示を行う。

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   岡部 昌生(おかべ まさお)

1942年生まれ。記憶や歴史の痕跡をテーマとしたフロッタージュ作品や土によるドローイングなど、大がかりな作品で国際的に知られる。1980年代後半より近代の痕跡を作品化するプロジェクトを国内はもとよりアジア、中東、オーストラリア等世界各地で展開。2007年ヴェネチアビエンナーレ日本館で、「わたしたちの過去に、未来はあるのか」をテーマに参加した。本展では、そのなかから被爆都市広島が旧日本軍の拠点であったという加害と被害の二つのヒロシマを象徴する旧宇品駅プラットフォームの縁石を9年かけてフロッタージュした〈THE DARK FACE OF THE LIGHT4000点から再構成する。

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     大江 泰喜(おおえ やすき)

2001年生まれ。中学1年生の頃より、広島市内にある「ボーダレスアートスペースHAP」に通い始め、ダンボールやテープ、マジックなど身近な素材を使って創作活動を行う。2016年には、ChimPomのキュレーションによる企画展『大江泰喜・会田誠「原爆が 落ちる前
落ちた後」』が開催。本展では、原爆投下「前」と「後」の原爆ドームのかたちを立体やイラストで表現した作品を展示する。

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   ガタロ

1949年生まれ。印刷会社やキャバレーのボーイ、日雇いなど様々な職業を経て、現在は、広島市内にある「基町ショッピングセンター」の清掃夫として毎朝働きながら、潜伏30年。自身の仕事道具である掃除用品を描いた絵で知られる。他方、現実社会への疑義を忘れないことを根本理念に、被爆地である広島の歴史と向き合う創作活動を続けてきた。本展では、『饗宴の森』『豚児の村』など原爆や戦争を題材に生み出された作品を展示する。

 

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                   ジミー・ツトム・ミリキタニ

1920年アメリカ生まれ。生後、親の故郷である広島で育ち、太平洋戦争開戦直前にアメリカへ戻る。第二次世界大戦中より約4年間、敵性外国人としてアメリカの日系人強制収容所で生活。戦後、料理人などを経て、晩年はニューヨークで路上生活者として暮らしながら創作活動を行っていた時期もある。2006年、自身の人生を描いたドキュメンタリー映画『ミリキタニの猫』が公開され、話題となった。2012年逝去。本展では、猫や植物など生き物や自然をはじめ、収容所の風景を描いた作品や原爆ドームを題材に制作された作品を展示する。

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ゆだ苑所蔵「被爆者の絵」

ゆだ苑は、山口県に住む原爆被爆者の支援活動や平和推進活動などを行っている施設。県内の被爆者保養施設と核兵器廃絶運動の拠点として1968年に設立された施設が前身で、山口県民の被爆者が描いた体験画も収集してきた。本展では、ゆだ苑所蔵の被爆者による絵を展示する。

※画像の無断使用や転載はご遠慮ください。
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     岡田 黎子(おかだ  れいこ)

1929年生まれ。旧制高等女学校2年生の時に学徒動員され、毒ガスで知られる大久野島で働く。原爆投下後、市内に入り被爆者の救護支援活動をした際に二次被爆。戦後、美術教師を務めたのち、自らの戦争加害性に向き合いながら、戦時経験をもとに絵本2冊を自作し、自費出版した。証言活動や平和運動にも携わる。本展では、それら絵本の原画を展示。

※画像の無断使用や転載はご遠慮ください。

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   藤登 弘郎(ふじと ひろお) 
  1936年生まれ。国民学校4年生のとき、呉の学校からきのこ雲を目撃。定年退職後、被爆の記憶を後世に伝えようと、趣味を生かして創作を開始。「無言の証人」として市内に現存する被爆建物をはじめ、被爆樹木ついで原爆慰霊碑を巡って水彩画を制作し、3冊の作品集としてそれぞれ自費出版した。本展では、それらの原画を展示する。
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  横田  礼右(よこた ひろすけ)

 

  1941年生まれ。4歳の時、爆心地より7km付近の自宅で被爆し、爆風で割れたガラスが額に突き刺さる。阪神・淡路大震災に衝撃を受けて防災士の免許そ取得後、創作活動を開始。自身の体験を伝えるべく、幼少時に目撃した被爆者の姿に触発された作品など、原爆を題材にした制作をこれまで続けてきた。本展では、自作した絵や立体作品を展示する。